インスタグラムのプロフィール画面で、大きな1枚の画像がパズルのようにつながって見える「グリッド投稿」。
おしゃれに世界観を表現できる方法として人気ですが、2025年以降の仕様変更で「正方形が崩れてしまう」「思ったように並ばない」と悩む声も増えています。
この記事では、最新の縦長3:4比率に対応したグリッド投稿の正しい作り方をわかりやすく解説。
さらに、うまく表示されないときのトラブル対処法や、より映える応用テクニックも紹介します。
これを読めば、プロフィールを訪れた人に「おっ」と思わせるグリッド投稿を自分で作れるようになります。
インスタのグリッド投稿とは?
まずは、インスタグラムの「グリッド投稿」という手法がどんなものかを押さえておきましょう。
名前のとおり、グリッド(格子状)の投稿画面を利用して、1枚の大きな画像を分割し、プロフィール一覧でつなげて見せる方法です。
この見せ方は、普通の投稿と違って画面全体にインパクトを与えるので、ブランドや個人の世界観を強く印象づけられます。
グリッド投稿の仕組みと基本アイデア
グリッド投稿は、1枚の画像を複数枚に分割し、それを順番にアップロードしていきます。
するとプロフィールの投稿一覧で、その分割した画像がパズルのようにつながり、1つの大きな作品のように見えるわけです。
「写真を並べる」のではなく「画面をデザインする」感覚がポイントです。
| 特徴 | 通常投稿 | グリッド投稿 |
|---|---|---|
| 見え方 | 1投稿ごとに独立 | 全体で1枚の大きな画像に見える |
| 印象 | 個別の写真や動画が目立つ | プロフィール全体で統一感が出る |
| 効果的な場面 | 日常のシェアや単発の情報発信 | キャンペーン告知や世界観の演出 |
ブランド・個人でのメリットと成功事例
企業アカウントでは、新商品の発表やキャンペーンで一斉に大きな画像を表示することで、タイムラインを訪れた人に強い印象を与えられます。
個人アカウントでも、旅行写真やポートフォリオをグリッドでまとめると、プロフィール全体が作品集のようになります。
例えば、アーティストが展示会のビジュアルを3×3のグリッドにして投稿すると、それだけで「展示会の世界観」が伝わります。
ただし、投稿の順番を間違えると崩れてしまうので注意が必要です。
グリッド投稿は、インスタ全体のトーンを決める「顔」になるため、戦略的に使うと非常に効果的です。
2025年以降のインスタ仕様変更と注意点
ここからは、インスタグラムのグリッド投稿に大きな影響を与えた最新の仕様変更について解説します。
従来の方法では「きれいに揃っていたはずの画像」が崩れてしまったという声も増えているので、その理由をしっかり理解しておきましょう。
プロフィール画面が縦長3:4になった背景
以前は、プロフィール画面の投稿一覧は「正方形(1:1比率)」で統一されていました。
しかし2025年1月のアップデートで、インスタグラムは縦長の3:4比率を採用しました。
これは、タイムラインやリールで縦長コンテンツが主流になってきた流れを受けて、プロフィールの見え方も統一するための変更と考えられます。
つまり、従来の「正方形前提の分割方法」ではズレが生じやすくなったということです。
| 時期 | 表示比率 | 特徴 |
|---|---|---|
| 〜2024年 | 1:1(正方形) | 分割画像がきれいにつながる |
| 2025年〜 | 3:4(縦長) | 上下が切れやすく、従来の方法だと崩れる |
従来の分割方法では崩れる理由
正方形で作られた分割画像は、3:4比率の画面に並べると「上下がトリミング」されてしまいます。
結果的に、線や模様が途切れたり、文字が切れて読みにくくなるといった問題が発生するのです。
また、縦長比率を考慮せずに分割すると、画像のバランスが取れず、グリッド全体が不揃いに見えてしまいます。
このズレは、いくら順番通りに投稿しても避けられないため、対策が必須です。
つまり「3:4比率を前提にした新しい作り方」が求められるということですね。
インスタでグリッド投稿を正しく作る方法
ここからは、最新の仕様に対応したグリッド投稿の正しい作り方を紹介します。
「サイズや比率をどう設定するか」「どんなツールを使えば効率的か」を知っておくと、仕上がりがぐっと綺麗になります。
推奨サイズとアスペクト比(1080×1440px)の設定
現在のプロフィール画面では3:4の縦長比率が標準です。
そのため、画像は横1080ピクセル×縦1440ピクセルで作成すると、もっとも崩れにくく表示されます。
例えば3列×3行に分割する場合は、オリジナル画像を「3240×4320ピクセル」で用意してから9分割するとぴったり合います。
最初から正しい比率で作っておくことがズレ防止の最大ポイントです。
| 分割パターン | 全体サイズ | 1枚あたりのサイズ |
|---|---|---|
| 3×3(9枚) | 3240×4320px | 1080×1440px |
| 3×2(6枚) | 3240×2880px | 1080×1440px |
| 3×1(3枚) | 3240×1440px | 1080×1440px |
Canva・Photoshop・専用アプリを使った実践手順
画像編集が苦手な方でも、便利なツールを使えば安心です。
例えばCanvaでは「カスタムサイズ」でキャンバスを作成し、分割したい行数・列数に合わせてガイド線を引けばOKです。
Photoshopなら「スライスツール」で自動的に分割できます。
さらに、分割専用アプリ(例:Grid Makerや9square)を使えばタップだけで分割できるので、初心者でも迷いません。
重要なのは、分割後に保存する順番を確認しておくことです。
余白や背景色でズレを目立たなくするコツ
画像によっては、どうしても線や柄が切れて見えることがあります。
その場合は、上下や左右に余白(背景色)を追加すると、ズレが自然に見えるようになります。
たとえば背景を白や黒で統一すれば、グリッド全体の雰囲気が落ち着いて見えます。
背景色や余白をうまく使うと「崩れ」ではなく「デザイン」に見せられるのです。
グリッド投稿が崩れるときの解決策
正しく分割しても「うまく表示されない…」と感じることはありますよね。
ここでは、ありがちな原因とその解決方法を整理しました。
問題を一つずつ確認していけば、崩れたグリッドもきれいに整います。
比率が合わない画像の修正方法
最も多いのは、画像の比率が3:4になっていないケースです。
正方形や4:5のまま投稿すると、プロフィール画面で上下が切れてしまいます。
必ず投稿前に「1080×1440ピクセル」にリサイズしておくことが基本です。
| 比率 | 起こる問題 | 解決策 |
|---|---|---|
| 1:1(正方形) | 上下が切れる | 縦を足して3:4に調整 |
| 4:5 | 表示がずれて線が合わない | キャンバスサイズを1080×1440に変更 |
| 自由サイズ | 全体がバラバラに見える | 一度正しい比率に合わせてから分割 |
投稿順序を間違えないためのチェックリスト
分割した画像は、必ず左下から右上への順に投稿していきます。
順番を誤ると、画像が逆さまにつながったり、全体が崩れて見えてしまいます。
途中で別の写真を挟んでしまうと一気に台無しになるので要注意です。
安全策としては、投稿前に以下のようなチェックリストを用意すると安心です。
- 左下から順に番号を振って保存しておく
- アップロードする前に一覧で順番を確認する
- まとめてアップロードせず、1枚ずつ確実に投稿する
「プレビューを調整」機能の活用ポイント
インスタグラムには、投稿後に微調整ができる「プレビューを調整」機能があります。
これを使うと、上下の表示位置を少し動かしてズレを修正可能です。
ただし小規模な分割(3枚程度)に向いているため、大きなグリッド(9枚など)では完全には補正できません。
補助的に使う機能と考えておくと良いでしょう。
ハイライト・リールによる表示崩れの対処法
最近の仕様では、プロフィール画面にハイライトやリールが混在表示されるケースがあります。
これが原因で、分割画像の並びが乱れて見えることもあります。
この場合は、設定から「グリッドに表示しない」を選択して調整するとすっきりします。
余計な要素を排除して、グリッドに集中させることが美しい見え方のコツです。
もっと映える!グリッド投稿の応用テクニック
基本の作り方や崩れない工夫を押さえたら、次は「どう魅せるか」に挑戦しましょう。
ここでは、グリッド投稿をさらに映えるものにするための応用テクニックを紹介します。
キャンペーンや新商品発表での活用例
グリッド投稿は「情報を一気に伝えたいとき」に効果的です。
例えば新商品の告知なら、3×3の9枚に分割して投稿すると、プロフィール画面全体が「広告ビジュアル」に早変わりします。
タイムラインを訪れた人に強烈なインパクトを与えられるのが最大のメリットです。
| 活用シーン | おすすめ分割数 | ポイント |
|---|---|---|
| 新商品・サービス告知 | 3×3(9枚) | ビジュアル全体で「ポスター感」を出す |
| イベント告知 | 3×2(6枚) | 日付やタイトルを中央に配置 |
| ブランドの世界観紹介 | 3×1(3枚) | 横に広がるパノラマ的な演出 |
配色やデザインで統一感を出す方法
分割投稿は、色やデザインを統一することでさらに洗練された印象になります。
例えばブランドカラーを背景に使ったり、同じフォントを繰り返すだけでもまとまりが出ます。
色がバラバラだと一気に雑多な印象になるので、最初にテーマカラーを決めると安心です。
まるで雑誌の表紙を並べているような感覚でデザインを考えるとイメージしやすいですよ。
ストーリーズやリールと組み合わせて拡散力を高める
グリッド投稿はプロフィール画面での見せ方ですが、そこに来てもらうには「入口」が必要です。
そこで効果的なのがストーリーズやリールとの連携です。
投稿をアップしたら、その一部を切り取ってストーリーズに載せたり、リールで「完成形のグリッド」をスライド表示すると、フォロワーがプロフィールを見に来てくれます。
グリッド投稿を単独で終わらせず、他の機能と組み合わせることでより多くの人に届くのです。
まとめ:最新仕様でも美しく映えるグリッド投稿を作ろう
ここまで、インスタのグリッド投稿について「基本の仕組み」「2025年以降の仕様変更」「正しい作り方」「トラブル対処法」「応用テクニック」を順番に解説してきました。
最後にポイントを整理しておきましょう。
| チェックポイント | 内容 |
|---|---|
| 画像サイズ | 必ず3:4比率(1080×1440px)で作成する |
| ツール選び | Canva・Photoshop・分割専用アプリを活用 |
| 投稿順序 | 左下から右上へ正しい順で投稿 |
| トラブル対処 | プレビュー調整や非表示設定を使って修正 |
| 応用テクニック | イベント告知やブランド演出に活用すると効果的 |
グリッド投稿は「画像を並べる」だけでなく「プロフィール全体をデザインする」ための手法です。
最新仕様に対応した方法を押さえれば、以前よりも自由度が高く、オリジナリティある表現が可能になります。
あなたのプロフィールを訪れた人が「おっ」と思う瞬間を作るために、ぜひグリッド投稿を活用してみてください。

