保育園の1月おたより文例集！新年・冬行事の書き方と例文フルセッ

新しい一年の始まりに保護者へ届ける「1月のおたより」。何を書けばよいか迷っていませんか。

この記事では、保育園のおたよりにぴったりな文例を年齢別・行事別にまとめました。新年のあいさつやお正月遊び、鏡開き、成人の日など、冬ならではの行事を自然に盛り込む方法も解説しています。

さらに、生活リズムのお願いや衣服の準備など、家庭と園の連携に役立つ文例も紹介。テンプレート化や文章のコツも網羅しているので、忙しい保育士さんでもスムーズに作成可能です。

今年の1月のおたよりを、子どもたちの笑顔と園の温かい雰囲気をそのまま届ける文章に仕上げるヒントが満載です。

1月のおたよりとは？保育園でのねらいと目的

1月は、一年の始まりにふさわしく「新しい気持ちでスタートする月」です。

保育園のおたよりも、その雰囲気を伝えながら、子どもたちや家庭に前向きな気持ちを届ける役割があります。

ここでは、1月のおたよりを作成するうえで大切なねらいや目的を整理してみましょう。

おたよりの役割と新年ならではのポイント

おたよりは、保護者と園をつなぐコミュニケーションツールです。

1月は「年の初め」という特別な時期のため、普段のお知らせに加えて、新年のあいさつや前向きな言葉を入れると印象が良くなります。

新しい一年のスタートを子どもたちとともに迎える喜びを伝えることで、温かみのあるおたよりになります。

また、「冬の遊び」や「お正月の文化」にふれる内容を取り入れると、季節感がぐっと増します。

ポイント	具体的な内容例
新年の雰囲気	あけましておめでとうございます／今年もよろしくお願いします
子どもたちの様子	久しぶりの登園で笑顔が見られた／元気に外遊びを楽しんでいる
季節感の演出	冬の空気や霜の話題、正月遊びの紹介など

1月に伝えるべきテーマと内容のバランス

1月は、年度の後半戦が始まるタイミングでもあります。

おたよりでは「これまでの成長を振り返りつつ、残りの期間も一人ひとりを大切に見守る姿勢」を示すことが大切です。

また、家庭と園の連携を意識したメッセージを加えると、信頼関係が深まります。

おたよりは単なるお知らせではなく、園の想いや方針を優しく伝える場と考えると良いでしょう。

テーマ	伝える内容の例
新しい年の目標	子どもたちと一緒にチャレンジしたいことを紹介
成長の振り返り	冬休み明けの変化や笑顔の様子を伝える
園と家庭のつながり	おうちでの声かけや日々の協力への感謝を言葉にする

このように、1月のおたよりでは「新年のあいさつ」「冬の活動」「成長の喜び」の3つを意識して構成すると、自然で心温まる文章になります。

“新しい一年の始まりを家族と園で共有する”、そんな思いを込めて作ると伝わりやすいでしょう。

保育園1月おたよりの書き方ポイント

1月のおたよりでは、「新しい年の始まり」と「冬の季節感」をうまく織り交ぜることが大切です。

ここでは、読んだ保護者が自然と笑顔になるような、おたより文の書き方のコツを紹介します。

言葉のトーンや構成の工夫ひとつで、伝わり方が大きく変わります。

冬らしさと新年のあいさつを入れるコツ

まず意識したいのは「季節」と「新年のあいさつ」です。

年の初めの特別感を出すために、あたたかく前向きな表現を取り入れましょう。

おたよりの最初の一文で空気感を伝えることがポイントです。

パターン	書き出しの例
定番の新年あいさつ	あけましておめでとうございます。子どもたちの笑顔に囲まれながら、新しい年が始まりました。
季節を感じる表現	寒さの中にも日差しのぬくもりが感じられる季節となりました。
園の様子を交える	園庭では、白い息を弾ませながら元気に走り回る子どもたちの姿が見られます。

「寒い」「冷たい」といった言葉をネガティブに使うよりも、「ぬくもり」「笑顔」「元気」などポジティブな表現に言い換えると、より温かみのある印象になります。

子どもの成長・保育の目標をどう書くか

冬休みを経て、子どもたちは一段と成長しています。

おたよりでは、その変化をやさしい言葉で伝えると、保護者の共感を得やすくなります。

「どんな姿が見られたのか」を具体的に書くことがポイントです。

書き方のコツ	例文
成長を描く	久しぶりの登園で少し緊張していた子どもたちも、すぐに笑顔を見せてくれました。
挑戦する姿を描く	自分で靴をはこうとする姿に、日々の積み重ねを感じます。
友だちとの関わりを描く	「いっしょに遊ぼう」と声をかけ合う姿が増え、関係が深まってきています。

さらに、年度後半に向けての目標も簡潔に触れると、園全体の方針が伝わりやすくなります。

「この一年も、子どもたちと共に一歩ずつ成長していきたい」というメッセージを添えると、締まりのある文章になります。

文体・トーンで印象を変える工夫

おたよりの文体は「やさしく、あたたかく、読みやすく」が基本です。

文章を短く区切り、一文ごとに完結させるとスマートフォンでも読みやすくなります。

また、保護者が自分の子どもの姿を思い浮かべやすいように、日常の小さなエピソードを盛り込むと効果的です。

トーン	例文
やさしい	寒い日が続きますが、子どもたちは毎日笑顔で登園しています。
丁寧	ご家庭でもあたたかく見守っていただき、ありがとうございます。
あたたかい	子どもたちの笑い声が、寒い空気の中に響いています。

1月のおたよりは、単なる連絡ではなく「心を通わせる文章」です。

読む人の心に寄り添う言葉づかいを意識してみましょう。

使える！1月のおたより文例集【基本・季節・行事別】

ここでは、1月のおたよりでそのまま使える文例をたっぷり紹介します。

新年のあいさつや季節の話題、行事に合わせた文面をバランスよく取り入れることで、あたたかみのあるおたよりが完成します。

「そのまま使える・少しアレンジすればOK」を意識した構成です。

新年のあいさつ文例（基本・季節感あり）

おたよりの冒頭を飾る新年のあいさつは、園の雰囲気を表す大切な部分です。

まずはベーシックな例文から見ていきましょう。

タイプ	文例
定番の新年あいさつ	あけましておめでとうございます。昨年はたくさんのご理解とご協力をいただき、ありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
少し柔らかいトーン	新しい一年の始まりですね。子どもたちの笑顔に囲まれながら、元気に新年を迎えています。
冬の情景を添える	寒さが増す中、園庭では白い息を弾ませながら走る子どもたちの姿が見られます。新しい年も、日々の中でたくさんの成長を見守っていきたいと思います。

基本の形をベースに、園の方針や子どもたちの様子を加えると、オリジナリティのある文章になります。

お正月遊び・鏡開き・成人の日などの行事文例

1月には、お正月遊びや鏡開きなどの伝統行事が盛りだくさんです。

それぞれの活動をイメージできるように描くと、読み手に楽しさが伝わります。

行事	文例
お正月遊び	園では、凧あげやこま回しなどのお正月遊びを楽しみました。凧を高くあげようと走る子どもたちの姿が、とてもいきいきとしていました。
鏡開き	鏡開きの日には、「お正月ってどんな行事かな？」とみんなで話し合いました。行事を通して、日本の文化にふれる時間を過ごしています。
成人の日	今月の制作では、「大きくなったらなりたいもの」をテーマに描きました。「おまわりさんになる」「ケーキ屋さんになりたい」と話す姿がほほえましかったです。

行事の意味や活動の様子を短く入れるだけで、読みやすく温かい印象になります。

具体的な場面や子どもの表情を描くと、より印象的になります。

1月にぴったりな締めの文・まとめ文例

おたよりの最後は、前向きな言葉で締めるのが基本です。

感謝や期待を込めて書くと、読後の印象がぐっと良くなります。

タイプ	文例
定番の締め	寒い毎日が続きますが、子どもたちの笑顔を励みに、温かい日々を過ごしていきたいと思います。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
前向きなまとめ	新しい一年が、子どもたち一人ひとりにとって笑顔あふれる時間になりますように。これからも一緒に見守っていきましょう。
感謝を込めた締め	いつも温かく見守ってくださる保護者の皆さまに感謝の気持ちを込めて。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

締めの文は、園の方針やクラスの雰囲気に合わせて柔軟に変えましょう。

1月のおたよりは「新しい一年をともに歩む」始まりの言葉です。

気持ちを込めて書けば、そのまま園全体の雰囲気を明るくする力になります。

年齢別おたより文例（0〜5歳児クラス向け）

クラスごとのおたよりは、子どもの発達段階や日々の成長に合わせた表現が大切です。

ここでは、0歳から5歳までのクラス別に使える文例を紹介します。

「月齢・年齢に寄り添う言葉選び」を意識すると、より伝わるおたよりになります。

0・1歳児クラス向けの優しい文例

0・1歳児クラスでは、安心感と温かみを大切にした短めの文調が向いています。

生活リズムや日々の小さな成長を中心に伝えると、保護者に喜ばれます。

タイプ	文例
登園の様子	冬休み明けも、みんな元気に登園してくれました。笑顔で手を振る姿に、日々の成長を感じます。
成長の喜び	歩けるようになったり、「おはよう」と言えるようになったりと、毎日うれしい発見があります。
活動の紹介	寒い日も室内で音あそびや絵本の時間を楽しみながら、穏やかに過ごしています。

0・1歳児のおたよりは「安心感」と「ぬくもり」がキーワードです。

2・3歳児クラス向けの成長を伝える文例

この時期は、自我が芽生え始め、言葉や感情のやり取りが豊かになっていく時期です。

おたよりでは、友だちとの関わりや、挑戦する姿をやさしく描くとよいでしょう。

タイプ	文例
新年のあいさつ	「あけましておめでとう！」と元気に挨拶する子どもたち。新しい一年の始まりを笑顔で迎えています。
遊びの様子	凧あげやこま回しなどのお正月遊びを楽しみながら、友だちとのやり取りも少しずつ増えてきました。
保育のねらい	一人ひとりの気持ちを受けとめながら、思いやりの心を育てていきたいと思います。

2・3歳児では「共に過ごす喜び」をテーマにすると自然な文調になります。

4・5歳児クラス向けの自立と期待を込めた文例

4・5歳児クラスは、就学に向けて自立や協調を意識する時期です。

おたよりでは、集団活動や挑戦の様子を描き、成長への期待を込めた言葉を選びましょう。

タイプ	文例
新年のスタート	「あと少しで小学生！」という声が聞かれるようになりました。子どもたちの目は期待で輝いています。
活動の様子	みんなで協力して掃除や制作に取り組む姿に、成長を感じます。自分で考えて動く力が育ってきています。
まとめの言葉	寒い季節も、心あたたまる活動を通して友だちとの絆を深めていきたいと思います。

年長児のおたよりでは、子どもたちが自信をもって次のステップへ進む姿をイメージして書くと、前向きな印象になります。

「これまでの成長を認め、未来を応援する」そんな一文を添えると、心に残るおたよりになります。

保護者へのお願い・お知らせ文例

1月は冬休み明けで生活のリズムが乱れやすい時期です。

おたよりには、保護者へのお願いやお知らせを添えることで、家庭と園の連携をスムーズにできます。

伝え方のポイントは「やわらかく・前向きに・短く」です。

生活リズム・健康管理に関するお願い文例

年末年始の生活から、少しずつ日常のリズムに戻していく時期です。

おたよりでは、保護者が気負わず協力できるような言葉づかいを意識しましょう。

テーマ	文例
生活リズム	冬休みを経て、少しずつ園での生活リズムに戻していく時期です。ご家庭でも、早寝・早起きを意識して過ごしてみてください。
体調面への配慮	寒さが続く中でも、子どもたちは元気いっぱいに遊んでいます。無理をせず、ゆったりとした時間を一緒に過ごしてあげてください。
衣類の調整	登園時と日中の気温差が大きい季節です。着脱しやすい服装で登園していただけると助かります。

保護者が「協力したい」と思えるような言葉を選ぶのがコツです。

注意やお願いよりも、感謝や共感を先に伝えると伝わりやすくなります。

感染症対策・持ち物チェックに関する文例

冬の時期は、手洗いやうがいなどの基本的な習慣を園と家庭で共有することが大切です。

また、持ち物の確認など、日常の小さなお願いも明るい言葉で伝えましょう。

テーマ	文例
衛生面の協力	手洗いやうがいなど、日々の習慣を大切にしています。ご家庭でも楽しく取り組めるような声かけをお願いいたします。
持ち物チェック	ハンカチやティッシュなどの持ち物を、今一度ご確認ください。子どもたちが自分で準備できるよう、少しずつ練習しています。
衣類の補足	寒い日も外で体を動かす時間を設けています。動きやすく着替えやすい服装をご準備ください。

「〜してください」だけで終わる文章ではなく、「いつもありがとうございます」などの感謝を添えると印象が和らぎます。

おたよりは、園と家庭が同じ方向を向くための“架け橋”です。

前向きな言葉で伝えることで、保護者との信頼関係をより深めることができます。

1月のおたより作成をスムーズにするコツ

1月のおたよりは、冬休み明けの忙しい時期に作成するため、どうしても時間との勝負になりがちです。

ここでは、効率的に、そして心のこもった文章を作るためのコツを紹介します。

短時間で「伝わるおたより」を仕上げる工夫を意識しましょう。

テンプレート化と年間テーマの連動

毎月のおたよりには一定のパターンがあります。

あらかじめテンプレートを作っておくと、書き出しや締めの文章を迷う時間を減らせます。

また、年間テーマ（例：「笑顔でつながる一年」「思いやりを育てる」など）を文中に自然に盛り込むと、園全体の一体感が生まれます。

項目	テンプレート化のヒント
書き出し	「あけましておめでとうございます。新しい一年のスタートを子どもたちと迎えました。」
中盤（活動紹介）	「今月はお正月遊びや制作活動を通して、季節の楽しさを感じています。」
締め	「寒い時期ですが、子どもたちの笑顔を励みにあたたかい毎日を過ごしていきたいと思います。」

テンプレートの中で、子どもたちの具体的なエピソードを毎月加えることで、毎回新鮮な印象にできます。

「定型文＋今月の様子」という構成が、最も効率的で読みやすいスタイルです。

手書き・デジタルどちらでも温かみを出す方法

おたよりをどの形式で作るかは園によってさまざまですが、手書きでもデジタルでも「心が伝わる工夫」が可能です。

ここでは、それぞれのメリットを活かす方法を紹介します。

形式	あたたかみを出す工夫
手書きおたより	季節のイラストを添えたり、文字に少し丸みを出したりすると、やわらかい印象になります。
デジタルおたより	写真を少し添えたり、背景色を淡いトーンにすると親しみやすくなります。絵文字は控えめにするのが上品です。

どちらの形式でも共通して大切なのは、「読み手を思い浮かべながら書くこと」です。

“文面の向こうに保護者の笑顔を思い浮かべる”だけで、自然とやさしい言葉になります。

効率化しながらも、気持ちが伝わるおたよりを目指しましょう。

まとめ！1月のおたよりで一年の始まりを明るく伝えよう

1月のおたよりは、保育園にとって「新しい一年の第一歩」を保護者に伝える大切なツールです。

これまで紹介した文例やコツを取り入れれば、読みやすく、心のこもった内容に仕上がります。

おたよりは“園と家庭をつなぐ温かな橋”であることを、いつも意識しておきましょう。

ポイント	まとめ
新年のあいさつ	「あけましておめでとうございます」などの言葉で、明るくスタートを切る。
季節感の表現	冬らしい言葉や行事（お正月遊び・鏡開きなど）を取り入れる。
子どもの成長	冬休み明けの変化や挑戦を温かく伝える。
保護者との連携	協力のお願いをやさしく伝え、感謝の言葉を添える。

文章に迷ったときは、「保護者が読んで安心できるか」「子どもの姿が目に浮かぶか」を基準に考えると自然に整います。

そして何よりも大切なのは、子どもたちの笑顔を中心に描くことです。

1月のおたよりを通して、“今年もみんなで成長していこう”という前向きなメッセージを届けましょう。