1歳児12月の個人記録例文!そのまま使えるフルバージョン付き

12月は行事やイベントが多く、1歳児の成長を感じやすい季節です。

クリスマス会での参加の様子や、冬ならではの生活習慣に挑戦する姿など、小さな一歩がたくさん見られる時期でもあります。

この記事では「1歳児 個人記録 例文 12月」をテーマに、すぐに使える短文例から、そのまま活用できるフルバージョン例文まで幅広く紹介します。

観察のポイントや文章の工夫もあわせて解説しているので、個人記録に悩む方でも安心して使える内容になっています。

実際の保育シーンに寄り添った例文を参考にすれば、あたたかみのある個人記録がぐっと書きやすくなります。

12月の特別な思い出を丁寧に記録し、園と家庭をつなぐ大切な1ページとして残していきましょう。

1歳児の12月に見られる成長と発達の特徴

12月は寒さや行事の多さが重なり、1歳児にとって刺激の多い時期です。

この章では、冬の生活習慣、行事を通した成長、ことばや運動の発達について見ていきましょう。

冬の生活習慣と体調管理のポイント

12月になると衣類の着脱や手洗いなど、毎日の生活習慣がより大切になります。

たとえば、帽子や上着を自分で着ようとしたり、水道に向かって手を洗おうとしたりする姿が見られます。

寒い日でも元気に過ごせるように、衣服の調整や水分補給に取り組む姿が記録に残りやすい時期です。

生活習慣 12月に見られる行動例
衣類 上着の袖に自分で手を通そうとする
手洗い 声かけに応じて水道に向かう
食事 スプーンを持ちたがる

12月の行事を通じた心と社会性の成長

12月はクリスマス会などの行事があり、友達や先生と過ごす場面が増えます。

飾りつけを手伝ったり、歌や手遊びに参加したりすることで、集団のなかで過ごす楽しさを知ります。

行事は子ども同士の交流を広げ、記録に残す良い機会となります。

行事 姿の例
クリスマス会 帽子を自分でかぶろうとする
歌遊び 先生の手拍子に合わせて体を動かす
製作活動 シールを貼ったり飾りを触ったりする

ことばや運動面の発達のめやす

1歳児の12月ごろは、言葉や運動の成長が日常によく表れます。

「これ」「あれ」と指さして伝えたり、友達の名前を呼ぶ姿が増えてきます。

歩くことに慣れ、ジャンプやしゃがむ動作に挑戦する様子も見られます。

ただし、発達には個人差が大きいため、記録を書くときは「できたこと」をそのまま残すのが大切です。

領域 姿の例
ことば 「かして」「どうぞ」と短い言葉で伝える
指さし 絵本の動物を指さして名前を言う
運動 園庭を歩き回る・ジャンプを試す

12月の個人記録を書く前に押さえておきたいこと

個人記録は日々の小さな変化を大切に残すものです。

ここでは、12月ならではの観察ポイントや、文章表現の工夫、家庭とのつながりについてまとめます。

日常の観察ポイントを見つけるコツ

記録を書くときは、日常のどんな瞬間に注目するかが大切です。

食事や着替え、遊びなど普段の行動の中に、その子ならではの成長や挑戦が表れます。

「自分でやってみようとする姿」を探すことが記録の第一歩です。

生活シーン 観察のヒント
食事 スプーンを持つ手つきや、食べる意欲
着替え 袖に手を通そうとする動き
遊び 友達とのやりとりや、一人遊びの集中

ポジティブに表現する文章の工夫

同じ出来事でも、言葉の選び方で印象は大きく変わります。

「まだできない」よりも「挑戦している」と表現すると、その子らしさが伝わります。

否定的な言葉を避け、前向きな視点で書くのがコツです。

ネガティブ表現 ポジティブ表現
靴がまだ履けない 靴を自分で履こうと取り組んでいる
友達と遊べない 一人遊びを楽しみながら周囲を見ている
すぐに泣いてしまう 気持ちを声や涙で一生懸命伝えている

園と家庭をつなぐ記録の役割

個人記録は園と家庭をつなぐ架け橋でもあります。

園での出来事に加え、家庭の様子を取り入れると全体像が見えてきます。

たとえば「家でもスプーンを使っている」と保護者から聞いたら、園での食事の様子と結びつけて書くとよいでしょう。

家庭の情報をプラスするだけで、記録がぐっと温かくなります。

家庭での情報 園での記録例
家で歌を口ずさんでいる 園でも歌の時間に口を動かして参加していた
スプーンを練習中 園でも食事でスプーンを持ちたがる
絵本を好んで読んでいる 園で絵本を見つけると自分から手に取る

1歳児個人記録【12月】の具体例文集

ここからは、実際に使える具体例文をテーマごとに紹介します。

短い文章としても使えますし、複数を組み合わせて自分だけの記録にすることもできます。

行事やイベントに関する例文

「クリスマス会でサンタの帽子を自分でかぶろうとし、笑顔で拍手をしていました。プレゼントを受け取ると、保育者を見上げて嬉しそうに『ありがとう』と伝えていました。」

「年末の大掃除では、保育者と一緒に雑巾を持ち、机を拭こうとする姿がありました。『きれいになったね』と声をかけられると満足そうにうなずいていました。」

行事 記録例
クリスマス 飾りを貼りながら『ぺったん』と声に出していた
大掃除 雑巾を持って床をなでるように拭いていた

生活習慣や自立に関する例文

「おやつの時間になると、自分から椅子に向かい座る姿がありました。声かけをすると水道に歩いて行き、手を洗おうとするようになりました。」

「上着の袖に腕を通そうとし、何度もやり直しながら頑張っていました。できたときにはにっこり笑顔を見せていました。」

生活習慣 記録例
手洗い 石けんを泡立てて手をこすろうとしていた
着替え 袖に指先を通すことに挑戦していた

ことばやコミュニケーションに関する例文

「友達の名前を呼び、『〇〇ちゃん』と声をかける場面が増えてきました。おもちゃを貸してほしいときには『かして』と言葉で伝える姿も見られます。」

「絵本を指さしながら『わんわん』『ぶーぶー』と動物や乗り物の名前を言い、保育者と笑顔でやりとりを楽しんでいました。」

ことば 記録例
友達とのやりとり 『どうぞ』とおもちゃを差し出していた
絵本 指差しをしながら単語を声に出していた

健康管理・体調の変化に関する例文

「朝は少し元気がなさそうでしたが、遊ぶうちに笑顔が増えてきました。お昼寝では布団に横になり、安心して眠る姿が見られました。」

「外遊びの後は顔が赤くなっていましたが、休憩をとると落ち着き、自分から再び遊びに向かっていました。」

生活リズム 記録例
午睡 布団に入ると安心したように目を閉じていた
外遊び 走ったあとに息を整えて再び走り出した

家庭での様子を取り入れた例文

「保護者の方から『最近は家でもスプーンを使っている』と聞きました。園でも自分でスプーンを持ち、最後まで食べようとする姿がありました。」

「『家で歌を口ずさんでいる』とのお話を受け、園でも歌の時間に声を出して楽しんでいる様子が見られました。」

家庭の情報 園での記録例
スプーン練習中 給食でスプーンを持ちたがる
歌をよく歌う 歌の時間に声を出して参加していた

そのまま使える!12月の個人記録フルバージョン例文

ここでは、テーマ別の短い例文ではなく、1本まるごと使える「フルバージョン例文」をご紹介します。

日常・行事・家庭での様子をまとめて記録した形なので、そのまま個人記録として活用できます。

発達・生活・行事・家庭の様子を含めた総合記録例

「12月に入り、寒さの中でも戸外で元気に遊ぶ姿が見られました。外では落ち葉を拾い集め、『カサカサ』と音を楽しみながら友達と一緒に歩いていました。クリスマス会では自分から椅子に座り、サンタの登場に目を輝かせていました。歌や手遊びにも笑顔で参加し、友達と一緒に拍手をして楽しむ姿が印象的でした。おやつの前には水道に向かい、自分で石けんを手に取り洗おうとする場面もありました。家庭でもスプーンを練習しているとのことで、園でも最後まで食べようと頑張る姿が見られました。『どうぞ』『ありがとう』といった言葉も増え、友達との関わりがさらに広がっています。」

高月齢向けフル例文

「寒さが強まる12月も、戸外での遊びを楽しんでいます。園庭では走るスピードが速くなり、友達と追いかけっこをしながら笑い合う姿がありました。クリスマスの製作ではシールを選んで貼り、飾り付けを最後まで取り組む姿が見られました。『かして』『どうぞ』といった言葉を使って友達とおもちゃをやり取りし、やりとりの幅が広がっています。給食ではスプーンを持ち、こぼさずに食べようと集中する様子がありました。『家でもスプーンを使っている』とのお話を聞き、園と家庭がつながっていることを感じました。」

低月齢向けフル例文

「12月は保育者と一緒に季節の行事を楽しみました。クリスマス会ではサンタの帽子を手に取り、自分でかぶろうとする様子が見られました。歌や手遊びに合わせて手を動かし、笑顔を見せていました。遊びでは積み木を並べたり重ねたりして、一人遊びを集中して楽しんでいます。友達が近づくと少し戸惑う姿もありますが、保育者がそばに寄り添うことで一緒に遊ぶきっかけをつかむことができました。おやつの前には『て、あらう』と声を出し、水道に向かう姿がありました。家庭では『最近ことばが増えてきた』と聞き、園でも新しい言葉を口にする場面が見られました。」

バージョン 特徴
総合 生活・行事・家庭をすべて含んだ万能型
高月齢 友達との関わりや言葉が増えてきた姿を中心に
低月齢 一人遊びや簡単なやり取りに挑戦する姿を中心に

例文を活かす工夫とアレンジのヒント

例文はそのままでも使えますが、実際のお子さんの姿に合わせて少しアレンジすることで、より温かみのある記録になります。

ここでは、短い出来事を広げる方法や「これから」につながる表現の工夫を紹介します。

短い出来事を温かく膨らませる方法

「ブロックを積んだ」という一文だけではシンプルすぎます。

そこに表情や雰囲気を加えることで、一気に記録が生き生きとします。

小さな行動+気持ちの描写をセットで書くと、読み手に伝わりやすくなります。

シンプル アレンジ後
ブロックを積んだ ブロックを積み上げ、できあがると「やった」と笑顔を見せた
絵本を見ていた 絵本を指さしながら「わんわん」と声を出し、先生と顔を見合わせて笑っていた

振り返りと「これからの期待」を加えるコツ

1か月の記録の最後には、今後につながる一文を添えると温かみが増します。

「もっと関わりを広げていけそうです」「これからも挑戦を楽しみにしています」といった表現です。

ただの出来事の記録ではなく、成長を応援するメッセージとして書くことができます。

なし あり
お友達に『どうぞ』と言っておもちゃを渡した お友達に『どうぞ』と言っておもちゃを渡した。これからもやりとりを通して関係が広がっていきそうです
帽子をかぶろうとしていた 帽子をかぶろうとしていた。これからも身の回りのことに挑戦する姿を見守っていきたいです

まとめ|12月の1歳児個人記録をあたたかく仕上げよう

12月は行事も多く、子どもたちにとって特別な経験が増える時期です。

寒さのなかで身の回りのことに挑戦したり、友達や先生と過ごす時間が豊かになったりする姿を、記録としてしっかり残していきましょう。

紹介した例文をそのまま使っても良いですし、実際のお子さんの様子を加えてアレンジすれば、さらに温かみのある文章になります。

小さな一歩を前向きに書き残すことで、保護者にも園にも伝わる「宝物のような記録」になります。

12月ならではのエピソードを見逃さず、成長を感じられる一文を丁寧に残していきましょう。

タイトルとURLをコピーしました